■ 商品構成
●ホンダ対応パーツナンバー
① ファイナルドリブンフランジ x 1個 42605-KV3-950 または、 42605-MR8-000
上記1個のパーツ(写真1番右側のパーツ)の構成です。
※複数購入をご希望の方は、購入時に数量を指定してください。 オークションシステム上出品数量の最大個数が9個ですので、 10個以上必要な方はお申し付けください。
■ 商品説明
※関連製品 66-A番 - リアホイールナット、Rピンセット 66-B-1番 - リアスピンドルホイールナット、ハブワッシャーセット(ノーマル仕様) 66-B-2番 - リアスピンドルホイールナット、ハブワッシャーセット(レース仕様) 66-C番 - リアホイールセンターロックスペーサー、 リアアクスルワッシャーセット 66-D番 - リアアクスルシャフト 66-E番 - リアアクスルCOMP 66-F番 - ホンダ プロアーム ファイナル ドリブン フランジ 66-G番 - リアアクスルシャフトワッシャー 66-H-1番 - リア スプロケット ボルト セット 66-H-2番 - リア スプロケット ナット セット 66-H-3番 - リヤ スプロケット ワッシャー セット 66-I-1番 - リア ディスク マウント ボルト セット 66-I-2番 - リア ディスク マウント ナット セット 66-I-3-1番 - リアドライブノーマルピンセット 66-I-3-2番 - リアドライブロングピンセット 66-I-4番 - リアドライブロングピンボルトセット 66-I-5番 - リアキャリパーブラケットボルトセット 71-A、B番-プロアームピンチボルト、ワッシャーセット 119-A~Z番 - ホンダRVF400シリーズ 131-A番 - ワイヤーフライヤー、ワイヤーセット 131-B番 - SUS304 0.6~0.8mmワイヤーシリーズ 131-C番 - チタン合金 0.6~0.8mmワイヤーシリーズ
※互換車種 ホンダ NSR250 MC28 RVF400 NC35 RVF750R RC45 VFR400 NC30 VFR750R RC30 (対応パーツナンバー 42605-MR7-000、互換性不明) NR750 RC40 (対応パーツナンバー 42605-MT7-000、互換性の有無不明) RS250 (対応パーツナンバー 42620-NX5-000、互換性の有無不明) ■ 製作ストーリー
チタン合金パイナルドリブンフランジです。 ホンダNSR250 MC28用に製作しました。
バイクを整備していると、ときどき「リーマンショック」を思い出すことがあります。 2008年の世界金融危機がバイクと一体何の関係があるのかと思うかもしれませんが、 意外とバイク産業が受けた影響が少なくないと思います。
リーマンショック以前のバブル経済時代には、ビッグ4(ホンダ、ヤマハ、スズキ、川崎)を含むグローバル完成車メーカーが繰り広げる極限の競争によって、各メーカー別に2年ごとにフルチェンジされたスーパースポーツラインナップが絶えず殺到し、他のクラスでの競争も激しかったです。 バイク産業最高の活況期でしたし、私を含めたバイクマニアたちもとても幸せだった時期だと思います。
リーマンショック以降、常時的な緊縮経営体制は全ての産業の避けられない宿命であり、この時を基点にバイク完成車メーカーもR&D投資を大幅に減らし、本格的なコスト削減経営の歩みが始まった時点だと思います。
前置きが長かったのですが、最近のバイク部品のクオリティに関する話です。 リーマンショック以降に発売されたりモデルチェンジをするバイクパーツの場合、材質や製造方式など多くの部分で下方平準化されるが、 一つだけ例を挙げれば、2013年にzx-6rがモデルチェンジされ、ホイールスペーサーとステムがアルミニウムから鉄材質に変わったことが私が知っている事例の中で代表的なケースだと思います。
化石燃料から電気エネルギーへ 急激にゲームチェンジされている ですから内燃機関の最後の時点まで来ている今の状況まで加えて考えてみると、 多分二度とそんな良い時代が来ないだろうという憂鬱な考えをしばしばするようになり、 世界的に環境規制が最も大きなイシューになった今、 もしかしたら2~30年後には私が好きなマンガCB感REBORNのような状況が繰り広げられるのではないかと少し心配になります。(笑)
新しく発売されるバイクの諸元を全部覚えたりした時代もありましたが、 時間が経つにつれて私はバイクの性能や諸元よりは感性的な部分をもっと考えるようになり、 そういうわけか分かりませんが、ある瞬間から最新の高性能バイクよりは、あの頃のバイクにもっと切ない気持ちになりました。
その中でもホンダのNSRと旧型CBRシリーズが特に好きですが、 MC28のファイナルドリブンフランジを見るたびにコスト削減などは全く考慮せず、最高の製品でなければ作らないというその時代のホンダの強い意志を見るようになるようで、毎回感動します。
何て言うか 「これが業界1位が提示するパーツクオリティのスタンダードであり、 「私たちはどんな犠牲に耐えても、この王座から決して下がらない!」と言っているような感じです。
とにかくそういうわけで、あえて新しく作る必要まではないパーツだったんですが、 現在絶版になっているパーツでもあり、 どうせここまで来たので、本パーツを製作してプロアームバイクリア部分の仕上げをするのはどうかという知人たちの意見も一理あるようで作ってみました。
チタンファイナルドリブンフランジを装着した知人たちのドゥカティバイクを何度か見たことはありますが、 私の知る限りでは、チタンホンダプロアームファイナルドリブンフランジアフターマーケットの発売は初めてです。 そういうわけで、この製品ももしかしたらそれなりの存在意味があると思います。
私はパーツを製作する時、軽量化と共にレーシーな感じが好きなので、 ほとんど意図的に純正品と少しでも違う感じでパーツを作ろうとしています。
この製品もやはり製品発売が決まっていくつかのデザインを選別して討論してみましたが、どうしても30年前の純正パーツより気に入ったデザインが出てこなくて最大限純正のようなデザインに主観的な解釈を少し加えて作ることになりました。
純正パーツはキャスティング工法で作った後、パーツに接触する上下面を切削加工して作る方式です。
こちらでも初めてチタンキャスティング方式の製作が議論され、 技術的には可能ですが、大量生産でなければむしろ製品の1個あたりの販売価格が上がりすぎるという結論が導き出されました。
それで結局、いつもの切削加工方式で製作することになりました。
直径150mmを超える大型パーツであるため、製作費が相当な水準であるため、 チームメンバーの意見も今回の製品は収益性がなさそうなので諦めようという意見が支配的でしたが、 セラー以前にライダーとして本パーツを製作してみたいという気持ちが大きかったです。
最初から最後の発売まで大きな負担を持って進めていたパーツでしたが、 デザイン的側面から見て、交換後すぐに目立つ部分に位置し、 パーツの質感や形がとても美しくオシャレで、個人的には制作後かなりお気に入りのパーツの1つです。
最終仕上げで表面処理をどうするか悩みましたが、いろんなバージョンに分けるのも曖昧で、個人的にチタン半光(semi-gloss)の感じが大好きでそのように仕上げました。
明るいツヤ感を好む方は、ピーカルケア(pikal care)などの金属光沢剤でお好きな感じがするまで柔らかい布でじっくり拭いてみてもいい結果が出ると思います。
製品の写真は、別途の表面処理が入っていない製品そのままの状態です。
グレード5チタン合金材質の特性上、パーツを使ってできる小さな傷がまるでアイアンマンスーツのバトルダメージのような感じに作られているので、それなりにかなりかっこいいとも個人的には思います。
チタンの比重は純正アルミ材質の約1.5倍ですが、最大限切削加工を施し 純正パーツの重さとほとんど差がない程度の減量をしました。
素材はチタン合金のTi-6Al-4V、通称64チタン(グレード5)を使用しています。 優れた強度、耐食性、耐熱性素材で各パーツ間の結合がしっかりしており、最高の走行性能が期待できます。
また錆びない素材なので長時間経っても元の色のままでバイクの品位を高めます。
ぜひその性能を体感してみてください。
※ホンダNSR250MC28用と想定して製作しているが、ホンダRVF400R/RVF750Rも同じ対応パーツナンバー を使用するため互換可能であり、 VFR400NC30も対応パーツナンバー は異なりますが、まったく同じ形状で互換性があります。
互換車種のリストを添付します。
ホンダの他のプロアム車両(RS250、VFR750Rなど)も対応パーツナンバー は異なるが、形が似ている理由ですぐ互換が可能だったり、 若干の加工で互換性がありそうですが、私の考えだけで正確ではありません。
ゆっくり時間を取って実車に取り付けて、データが出次第アップロードします。
※最大限注意して扱っておりますし、発送前とも装着テストと検品も行っておりますが、 製品の特性上、保管、流通過程で微細なスクラッチや傷が生じることがあります。 装着と作動に異常がない限り交換、返品対象ではありませんので、ご留意の上入札をお願いいたします。
|