高SN比対策・HSSB仕様を施しております。
更に、カナレL-4E6S・4芯シールド構造タフピッチ線を採用。
RCAバランス・コードHSSB・V2.0仕様としております。
従いまして、オリジナルを超える高SN比・高表現力を実現しております。
廉価で、バランス出力機をお求めの方にお薦めです。
SL-55の設計理念:
SL-1200やDP-3000など、70年代はオーディオ・バブルの黎明期でした。
’70年代はメーカーが競い合う、新製品の嵐と言った状態となりました。
さすがに、SL-1200やDP-3000のベストセラー機だけでは、これらの荒海には抗しがたく、
製品の見直しが盛んに行われるに至ります。
テクニクスは、DCモーターの供給元でも有り、DDプレーヤーのフォノモーターの
老舗と言える存在でもありましたので、OEM用のモーターを自社製品に利用することは、
無かったのですが、当時のコスト・パフォーマンス競争には背に腹は代えられず、
SL-55でベスト・セラーの24極DCモーターの採用に踏み切っております。
このモーターは70年代~80年代に至る多くの中堅DDプレーヤー(10万円以下)に
採用されており、いわば、日本製のDDプレーヤーの音そのものです。
従いましてSL-55には他メーカーに多くの兄弟機が存在致します。
SL-55:'74年42800円。
SL-1200初号機のパフォーマンスを比較的、廉価に体験可能と言ったコンセプトで開発。
コスト・ダウンに努めております。SL-1200初号機との違いは、下記の通りです。
①プラッターのストロボの刻み込みを廃止。(ストロボ・スコープを利用)
②モーターにOEM用の24極モーターを利用。
③木製のボディー・キャビネットで構成。
④アームベースを厚手のプラスティックに変更。
⑤インシュレーターを底部プラスティック・ボディーと一体化。
SL-1200と並べて、試聴致しますと、基本性能に差は大きな違いはありませんが
SL-1200がアルミ・ボディーの効果によりメカ、マシン的ないわゆるモニター的なエッジの効いた音であるのに対し、
SL-55は木製ボディーの採用や、アーム・ベースがプラスティック製で有るため、適当な内部損失があり、
柔らかな音、しなやかな音との印象があります。ヴォーカルが魅力的です。
この印象は、テクニクスがベルドラで評判をとっていた60年代後半~70年代前半を想起させます。
テクニクスの技術者の設計の巧みさがうかがえます。
商品の状態:中古品・使用品。
①本体:ブチル・ゴム・パテ材での共鳴・共振の低減対策。
②カバー:割れ無し・スリキズ少。透明度有り。
③足4本弾力・状態OK。
④コード類断線無し。OK
⑤アーム・リフター動作正常OK。
⑥回転数33、45、正常。微調整OK。
⑦モーター・スピンドル清掃・給油OK。
⑧アーム・ベアリングOK。ピボットOK。アーム・ウェイト動作良好。
給油・接点復活・調整済み・完動品です。
付属品:EPアダプター1個。ストロボ・スコープ(コピー)1枚。写真:8
本体のみの出品、シェル、カートリッジは別途ご用意願います。
上記内容と写真を参照の上、ノークレーム、ノーリターンでご検討よろしくお願い致します。
型式 | ダイレクトドライブプレイヤー |
ターンテーブル | 30cmアルミダイカスト製 |
モーター | 超低速電子整流子モーター |
回転数 | 33 1/3、45rpm |
回転数微調整範囲 | 10% |
ワウ・フラッター | 0.03%(W.R.M.S.) |
SN比 | 60dB(IEC-B) |
トーンアーム | ユニバーサルS字型パイプアーム・リジット構造。 針圧直読式 アンチスケーティングフォースコントロール装置 キューイング付き |
針圧調整範囲 | 0~4g、0.5g単位で直読可変 |
適用シェル+カートリッジ重量 | 最大22g。 |
本体の音響対策 | ブチル・ゴム・パテ利用。 |
バランス・出力コード | カナレL-4E6S・タフピッチ・4芯シールド線。 |
消費電力 | 4W |
外形寸法 | 幅485x高さ180x奥行383mm |
重量 | 7.8kg 付属品:EPアダプター1個。ストロボ・スコープ(コピー) |